百度(Baidu)と言う検索エンジンのサービスが始まりました。中国ではGoogleやYahooを超えて利用者数が最大の検索エンジンです。音楽(MP3)のダウンロードが本国では盛んです。
百度(Baidu)と言う検索サービスを最近良く耳にします。日本語版もサービスを開始しましたが、多くの日本人にとって、その知名度はまだ高くありません。これは中国の検索エンジンですが、本国ではGoogle、Yahooを抜いて中国で最も利用者の多い検索エンジンとして位置づけられています。概算では、中国で約70%のインターネット利用者がこの百度(Baidu)を利用しており、その人気度は他を圧倒しています。その理由は何なのか?また、何がそこまでこの検索エンジンを利用する理由になっているのか?そして、今回日本進出を果たした事で、今後の検索エンジンの動向はどうなるのか注目が集まっている。中でも一番の注目はその特殊な検索機能ではないだろうか?それは中国語で検索が可能と言うだけではなく、音楽を検索した際に、対象となる音楽ファイルがMP3形式で表示され、検索者はその音楽を気軽にダウンロードできるのだ。しかし、これには著作権などが絡み、中国では訴訟問題にまで発展した。しかし、中国政府の出した見解は、百度(Baidu)側は、あくまで関連する情報を提示しているだけで違法性は無いとの見解を明らかにした。コピー大国である中国らしい考え方だと驚かされた。創業者のロビン・リーは、今回の日本進出に関して、この音楽ダインロード機能を検索サービスから抜いている。これは日本での法律を尊重した為と言うことであるが、一番の売りがこの特殊検索機能であるならば、今後の普及に何を考えているのかが大きなポイントとなる。
百度(Baidu)を創業したのは、ロビン・リーと言う男性である。ベストビジネスリーダーとして過去アメリカのBusiness Weekにも上位で選ばれた事があり、彼のビジネス手腕には注目が高い。学歴は、北京大学を卒業した後に、アメリカのニューヨーク州立大学にてコンピューターサイエンスで修士課程を修了している。徹底的にアメリカでコンピューター技術を学んだ彼は、卒業した後にはInfoseekに職を得、在職期間中に検索エンジンの設計に携わっている。何が彼をここまでコンピューターの世界に入り込ませたのか?後にリーは、以外にも米国松下でのインターンンシップ時代の経験が大きな原因の一つであると語っている。その後2000年に百度(Baidu)を創業し、その5年後にNASDAC市場に上場。現在の時価総額は100億円ドルを超えると言われている。日本進出を果たすまでの動きとして、特に2006年代には日本のサイトへ百度(Baidu)のクローラーが頻繁に入り込み、日本の一般ユーザの利用に障害を発生させる原因を作っている。参入までの市場調査だったのだろうか、この辺りの詳細は明らかにはされていない。検索エンジンとしての実績は、現段階ではなんとも言えないが、一言で表現するならば、とても中国らしいものと言うのが的確な表現だ。その一つに有害コンテンツが話題になっているが、百度(Baidu)はこれに対応するためにフィルタリングを導入しているとの事であるが、実際に色々検索してみると、その検索結果には呆れるものがある。これは今後対応に迫られる事になるだろう。
どうしてこのような機能をつけようとしたのか、ある意味物凄い度胸としか言いようが無い。中国政府も百度(Baidu)の起業としての潜在力を期待してるのか、問題となった過去の判例も少し驚きである。さて、このMP3検索機能とは、一体どのようなものなのだろうか?残念と言うか、日本では利用できない機能ではあるが、中国本土ではMP3だけではなく、mファイル、WMAなどが中国の音楽に対して検索結果として表示され、ボタン一発でダウンロードが可能となっている。無料で出来ると言うのが一番の魅力になっているのだろうが、その機能がない日本版の百度(Baidu)では、現在EMIとの提携交渉が進められていると聞くが、そのビジネスモデルが現段階では明らかではない。実際に見れば分かると思うのだが、検索結果としての現在の百度(Baidu)は、画像や動画を楽しみたい人には、シンプルかつ広範囲な画像や動画を見ることが可能で、これがYahoo JapanやGoogleとの差別化になっているのだろうが、例えば教育上今後色々と改善が求められて行く事は間違いないと思われる。使い方は、見ての通り物凄くシンプルなもので、これまでYahooやGoogleに馴染んでいた我々には若干物足りないと思われる人も少なくない。さて、この新規参入してきた検索エンジンは、日本ではどのような展開をして行くのだろうか?今後がとても期待できる。そういえば、ソニーの前会長である出井伸之氏が百度(Baidu)の社外取締役として2007年に就任しているのも面白い。中国本土での成功と、豊富な資金力を背景にして、日本市場での展開は、全世界が注目している事だろう。